桜の花言葉は「精神美」

 温暖化の影響で、すべての植物の開花が早まっています。日本人にとって桜の開花が待ち遠しい季節になりました。今年は、例年より早いと報じられています。
 桜の花言葉は「精神美」。山桜は「純潔」「淡泊」。
 多くの高齢者の眠れぬ夜を慰めているNHKのラジオ深夜便。5時ちょっと前になると、毎日「誕生日の花」が解説されます。ところで、花言葉の由来はなんでしょうか。
 フランスの貴族社会では、19世紀に、草花を擬人化した「花言葉集」が出版されています。草花によせて恋愛感情を伝えたりするのに使われました。さすが、恋多き国、フランス!
 日本には、明治時代に言葉を通して草花を楽しむ習慣が輸入されました。当初は輸入された言葉をそのまま用いていましたが、次第に日本独自の言葉が使われるようになりました。
 それにしても、同じ花に複数の言葉がつけられていることもありますね。ま、都合の良い言葉を選んで使えばいいのでしょうが。