5月に晴れれば「五月晴れ」?
 五月の旧称は「さつき」。五月の晴れの日は「さつき晴」なのでしょうか? そうではなさそうです。
 陰暦の5月は、今の6月頃。梅雨時に晴れると「さつきばれ」と言っていました。ジメジメと鬱陶しい梅雨のさなか、カラっと晴れるとなんと気持ちの良いことでしょうか。夏の季語にもなっています。陰暦では1、2、3月が春。4、5、6月が夏ですから。
 現代では、5月の晴天は「ごがつばれ」と呼ぶのが本来。5月半ば頃に大陸から流れてきた高気圧によって晴天が続きます。
 でも、慣習的には「さつきばれ」と言っていますよね。