二十四節気では「清明」
 冬至を基点とし、太陽の運行をもとに古代中国で作られた、1年を24に分けた季節の節目である“二十四節気”では、5日が「清明」。日本の季節感とは多少のズレがありますが。
 「清明」とは、すべての物が清らかで生き生きした様子を表しています。空は晴れわたり、百花が咲き乱れる季節です。本当に1雨ごとに芽吹き、花が咲き、美しい季節になりました。
七十二候では「玄鳥至(つばめきたる)」
 二十四節気を5日ずつの3つに分けた七十二候。これも中国伝来の季節の節目です。
 文字通りツバメが渡来する頃。玄は黒を表す文字で、ツバメは、昔は「つばくろ」と言われていました。黒が印象的なツバメ。ヤクルトスワローズのマスコットが「つば九郎」というのもそこから名付けられたそうです。