全国の八百万の神が留守になる月

 神無月とは、神様が居ない月という意味が有力。八百万の神々は、出雲の国へ会議に出かけてしまうと考えられてきました。そのために、神様が出かけてしまった国は「神無月」。出雲の国は大勢の神様がいらっしゃるので「神在月」というわけです。

 出雲大社に集まった神様達は、人の運命や縁を議題とします。そのために、出雲大社は縁結びの総本山とも言われます。

 出雲大社の祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと)。天を司る天照大神に対して、大地を象徴する神様です。

 大国主命には、たくさんの子供がいて、その子供たちを全国に派遣して国を管理させました。その子供たちが年に1度、出雲大社に戻り、その年の報告や来年の相談をしたということです。