海の日があるのだから山の日も

明治天皇は、近代日本の改革を断行された方。全国を巡幸されることも多く、明治9年、50日をかけて東北地方を巡幸されました。この時、初めて船に乗られ、青森を出港して函館を経由し、横浜港に到着されたのが7月20日でした。
 これを記念して「海の記念日」と呼ばれてきましたが、平成7年に法改正がされ、翌年より「海の日」として国民の祝日となりました。
 さて、8月10日は山の日。祝日法には「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日」とされています。山の日は海の日が祝日に制定されて以来、20年ぶりに新設された祝日です。
 なぜ8月なのか? 紆余曲折があったようですが、山に親しむ8月、そして夏山シーズンに3連休が欲しいということが理由だったようです。
 でも、コロナ禍の今年、過密になりやすい山小屋が休業し、登山が制限されているそうです。山のすばらしさを体験できずに、残念ですね。