暑さ寒さも彼岸まで

暑さ寒さも彼岸まで
——もう春ですね!——

●温暖化ではありますが
 人間が快適な暮らしを追求し、オゾン層を破壊したためでしょうか、近年は温暖化の傾向が強いようです。お米の産地も次第に北に移動し、今では北海道のお米が美味しいと言われています。
 暖かいのはありがたいのですが、この冬も暖かく、雪国ではあまり雪が降らず、スキー場は運営できず、札幌の雪まつりも大変だったようですね。
 ここ南アルプス市でも、農家では果物の生育を心配しています。
 雪は天然のダム。降った雪が次第に溶けて川の流れを豊かにし、田畑を潤すのですが、今年はどうなるのでしょう。

●ご先祖様を供養するお彼岸
 暑さ寒さも彼岸まで。3月17日は彼岸の入り。お中日の20日は春分の日。彼岸明けは23日です。春分の日を中心にした7日間は春のお彼岸です。
 春分の日は真西に陽が沈みます。西方に浄土があるという仏教の教えから、無欲悟道に一番近いとされ、死者の冥福を祈り、仏壇をきれいにして花や牡丹餅を供え、お墓参りをします。
 春のお彼岸に供えるのは、牡丹餅。餅に餡をつけてしばらく置くとヒビが入り、牡丹の花の様に見えるから。
 秋のお彼岸に供えるのはおはぎ。もち米に粒餡をつけます。秋の七草、萩に見立てています。

●お墓に供えた花は始末しましょう
 お墓参りに行くと、供えた花がみじめに枯れているのを見かけます。ちょっと見苦しくありませんか。
 お盆やお彼岸に供えた花は、1週間ほど経ったら処分しに行きましょう。お墓を守るのは飾ることだけではありませんよね。