天の川を見上げましょう
——各国の呼び名—

●天の川は銀河系を横から眺めた姿
 天の川は、私たちの住む銀河系を横から眺めた姿。古代の人々は、そんなこととは思いもよらず、天の大河考えていました。
 世界の各国で天の川を見られますが、それぞれ、身近な川と考えていました。
 エジプトでは「天のナイル川」。
バビロニアでは「天上のユーフラテス川」。インドでは「空のガンジス川」。中国では揚子江にそそぐ漢水という川が天に上ったという意味で「銀漢」と呼んでいました。
 世界の人々が、身近な川が天に昇ったと信じていました。

●天の川にちなんだ素麺が美味しい季節
暑い夏は、さっぱりとした食べ物がおいしいですね。でも、暑さでエネルギーを消耗しますので、栄養もたっぷり取らなければなりません。
そこで、栄養と見た目と美味しさと、三拍子そろった素麺をご紹介します。

●五色素麺
用意するものは①茄子②きゅうり③トマトなどの夏野菜。そして④チャーシュー⑤卵。素麺は揖保乃糸の黒帯が美味しいと思います。
① 茄子は荒い千切りにして油で炒め、醤油で味付け。素麺で次第に薄くなる汁のアクセントになります。
② きゅうりは千切り。
③ トマトは薄い輪切り。
④ チャーシューは千切り。味のアクセントになると同時に、動物性たんぱく質が摂取できます。
⑤ 卵は焼いて千切り。
トマトの赤、きゅうりの緑、茄子の黒、チャーシューの茶色、卵の黄色。目にも鮮やかな五色。これらを皿に放射線状に盛り付けます。料理は見た目ですからね。

●大きな丼を用意
 大き目な丼に汁をたっぷり入れます。そこに、五色の具を適当に入れ、素麺と絡めて食べましょう。スルスルと食が進み、栄養面でもバランスが取れます。
 美味しく食べて暑い夏を乗り切りましょう!