山梨県は、なんと全国2番目!
——人口10万人当たりのコロナ陽性者—

●つい、この間までは全国34位だったのに
 コロナ、コロナで外出もままならず、出かけるのはスーパーマーケットへ買い物に行くだけ。外食も自粛していました。
 テレビで大都市の繁華街の映像を見るたびに“出歩かなければいいのに”“若い人は出歩きたいのかしら”“ワクチン接種がもっと早く行き渡ればいいのに”等々、他山の火事だと思っていました。
 NHKのまとめによると、4月の統計では、山梨県は34位だったのに。

●山梨県に来ないで欲しい
 連休時には、山梨には他県ナンバーがたくさん訪れました。山梨は安全だと思っていたのでしょうか。東京ナンバーや大阪ナンバーなどが多かったそうです。
 安全だと思っていた山梨の人々は、高速道路の出口で、他県ナンバーの車は阻止して欲しい、などと思っていました。
 ご存知でしょうか、「他県ナンバーですが、山梨県在住です」というステッカーがネットで売られているのを。確かに他県ナンバーでも山梨県に在住の人もいるのでしょう。
 ちょっと前までは、列車を使って甲府駅に降り、レンタカーを借りて目的地に行くという人も居たほど人目が厳しかったのでしたが。

●高齢者より先に施設の職員のワクチン接種を
 高齢者は弱者だし、持病も持っているだろうから、コロナに感染しやすく、しかも重症化しやすいとのことで、高齢者から優先接種を行ったのでしょう。当施設の職員は65歳以上なので、すべての職員が1回目の接種を終えてホッと一息つきました。
 でも、施設の職員を優先してワクチン接種を行うべきではないかと、日頃から思っていました。

●施設のクラスターが順位を押し上げました
 案の定、山梨では施設でクラスターが発生しています。ある施設では、60余人の入所者と職員の陽性が出ました。
 通所でなければ施設の入居者は施設内で生活しているはずです。ところが、職員は自宅と施設を行ったり来たり、他の場所にも出入りすることが多いでしょう。職員が外から持ち込んだウイルスが入居者にも職員にも感染していったのでしょう。
 高齢者は出歩くことも少なく、働いている人は職場にもいかなければならないし、人との接触も多いことでしょう。
 今となっては取り返しがつきませんが、やっぱり施設職員を優先すべきだと、返す返すも残念でなりません。