11月3日は文化の日

——西欧文化を果敢に取り入れた明治——

113日は明治天皇の誕生日でした

 明治時代には“天長節”。昭和初期には“明治節”と呼ばれていました。

 そして、太平洋戦争後、日本国憲法が作られ、その公布の日をいつにするかを検討。西欧文化を果敢に取り入れた明治時代の功績と明治天皇の誕生日を記念して11月3日に決定したという経緯もあります。

 文化とはなんぞや。人類が築き上げてきた有形・無形の成果。それぞれの民族に固有の文化があり、学習によって伝承されてきたもの。特に、哲学・芸術・科学・宗教などの精神生活に重きがあります。

 文化は精神的で広範囲、文明は経済・技術に重きを置く……ということですが、違いが分かりましたか。

●あれもこれも文化

 文化の日に、様々な業界が“〇〇の日”としています。

 まんがの日とするのは日本漫画家協会。レコードの日とするのは日本レコード協会。文具の日とするのは、東京都文具事務用品商業組合。

 まんがも、レコードも、文具も文化であるという主張です。

 お掃除も文化。お掃除の日と決めても良いかと思いますが、いかがでしょうか?

●さて、お掃除にピッタリの季節

 文化の日は晴れの特異日とも言われます。空気は乾燥し、気持ちの良い季節。お掃除にはピッタリです。また、年末になると寒さが厳しく、大掃除も億劫になってしまいがちですが、この時期なら体も身軽に動きますね。

 晴れた日は、部分的にお掃除をして、年末の大掃除を楽にしましょう。

 “お掃除は内から外へ”のセオリー通りに、まずは押し入れの整理・掃除から始めてみたらいかがでしょうか。

 整理とは必要な物と不要な物を分けること。不用品は処分(捨てるか、上げるか、バザーに出すか)しましょう。

 冬の結露を防ぐために、床・壁には簀の子を張ります。そして、必要な物を収めて終了。