穫れたての新米を味わう
——香り高い新米のご飯—

●新米の美味しさを引き出す
 まず、水に気を使います。浄水器を通した水か、市販のミネラルウォーターを使ってみましょう。市販の水を使う場合は、日本の軟水が適しています。最初に30分ほどその水に浸け、その後は水道水で洗い、ミネラルウォーターを入れて炊いてみてください。糠の色が抜けるまでとぐのが新米の香りを楽しむポイントです。
 一般に水の量はお米の2割増しですが、新米は控えめに、古米は多めにします。

●新米のご飯を味わう
 いきなりメインのおかずに箸をつけず、明太子やちりめんじゃこで新米の香りを楽しみましょう。
 お米は少量ずつ買いましょう。家族が少なくてあまりお米を食べない場合には、冷蔵庫で保存するのがコツ。当施設では玄米を精米して3合ずつビニール袋に入れて冷蔵庫で保存しています。お米も、この地域でブランド米と言われる“武川米”を使用しています。

●日本の作法は
 お汁がある場合は、まずお汁を一口。箸を濡らす意味もあります。次にご飯を一口食べてからおかずに箸をつけるのが日本の伝統的作法です。
 そして、お汁→ご飯→おかず(おかずが複数ある場合は、ご飯に戻っておかずを)。ご飯とおかずを三角形に食べるのもマナーと同時に美味しさを味わうコツでもあります。