コロナ対策万全ですか?

コロナ対策万全ですか?
——清潔について考えましょう——

●感染とは?
 ウイルスや細菌などが人の組織や体液に侵入したり表面に付着して増殖したことを「感染」と言います。感染の結果、体に異常が出てくることを「発病」と言い、その状態を「感染症」と言います。
 感染しても症状が現れないことを「不顕性(ふけんせい)感染と言い、いわゆる健康保菌者になります。コロナ騒動も、健康保菌者が自分でも知らずに出歩いて免疫力が弱っている人に移してしまうので「不要・普及の外出以外は家に留まるようにというのは感染を広げないために重要です。
 自分自身にとっても感染は不幸なことですが、家族、外出して触れ合った人々に移さないために「緊急事態宣言」が出されているのですね。

●感染の原因は?
 病気の原因である微生物を保有し、他の人に感染させてしまう人やモノを「感染源」と言います。人に移るには、血液、体液、便、尿、嘔吐物、喀痰、口や眼や鼻からの分泌物などですが、コロナの場合は飛沫感染と接触感染が大きく取り上げられています。健康保菌者がくしゃみをすると、飛沫が飛び散り、それを吸ったり、あるいは手や皮膚に付着して感染します。手洗い、うがいを励行しましょうというのは、飛沫感染を防ぐ有効な方法です。

●感染予防には、まず手洗いから
 電車でつり革につかまった時、食料品の買い物でパッケージに触れた時、そこが汚染されていれば微生物が手についてしまいます。その手で口や眼鼻に触ると、体の中に取り込まれてしまいますから、手洗いが重要になります。
 手洗いは、流水と石鹸で行います。指輪や時計は外し、指の間や手首まで洗います。特に指先や爪の間を念入りに。約15秒かけて洗いましょう。
 手洗いの励行によって、手荒れがひどくなっている人が多く、皮膚科が混雑しているようです。皮膚科に行く前に、手洗いの後のケアも忘れずに。