1年の計画は元旦にあり
——今年こそ、スッキリ我が家に—

●5Sでスッキリ我が家
 毎度おなじみな情報で申し訳ありませんが、年の初めに整理整頓の原則を思い起こしてみましょう。
 整理整頓の極意は、5つのSであらわされています。
 1S、整理。2S、整頓。3S、清掃。4S、清潔。5S、躾。
 5Sが徹底できるかどうかが、スッキリ我が家のポイントです。

●箱を4つ、あとはゴミ袋をたくさん
 整理とは必要な物と不要な物を識別して分けること。もちろん、不要な物は処分します。処分といっても、愛着があったり、あまり使っていないので捨ててしまうのはもったいなかったりする物もあるでしょう。ちょっと心に引っかかるモノがあったら、4つの段ボール箱に入れておきます。

  1. 思い出箱。長年暮らしていると思い出もたくさんあるでしょうが、段ボール箱1つに入るモノを選んで収納。
  2. まよい箱。迷ってしまって先に進めないモノは、まよい箱に。ただし、1年間使わなかったら次の年には捨てましょう。
  3. さしあげ箱。“あの人だったら喜んでくださるかもしれない”と思えるモノはここに。“あとで”ではなく、すぐに連絡することが肝心です。
  4. ボランティア箱。YMCAや福祉施設に連絡して、どんなモノなら引き取ってもらえるか確認しましょう。
  5. 後は、行政の決まりに従って盛大に捨てましょう!

●必要なモノを必要な場所に
 そして、整頓。整頓とは、必要なモノを必要な場所に仕舞うこと。キッチン用品はキッチンに、バス用品は洗面所に……などは当たり前のこと。適材適所に仕舞ったら、最初は何が置いてあるのか、張り紙をしておき、家族全員に知らせるのもいいですね。そうすれば、後片付けをする時の目安になります。

●清掃・清潔
 必要なモノが必要な場所に整頓されたら、お掃除がグッと楽になります。清掃して清潔にしましょう。清掃とは、掃き清めること。ホコリを払い、ゴミを掃き出します。ホコリ払いは、従来のハタキより、吸塵機能のある不織布製がいいですね。ハタキはホコリを舞い上がらせるだけで、30分も経つと元の木阿弥になります。
 ゴミの掃き出しも、箒ではホコリを舞い上がらせるだけ。やっぱり掃除機で吸い取るのがよさそう。
 最後は、雑巾がけ。ハタキも箒も現代の掃除には向きませんが、雑巾がけだけは清潔の騎手です。ただし、雑巾は固く絞って。

●5Sを家族に徹底
 5番目は“躾”。5Sを家族に徹底すれば、スッキリ我が家が約束されますよ!