一年の計は元旦にあり
——お掃除の基本を計としましょう—

●掃除は上から下へ
 お掃除は、上の埃を落とし、だんだん下へとするのがセオリー。まずは天井の埃を払い、タンスや棚の上の埃を払い、テーブルや椅子の埃を払い、次第に下の埃を払っていきます。そして床は雑巾拭き。埃を払う時、今では埃を吸着するお掃除シートがあるので、利用しましょう。埃は払ったと思っても、舞い上がって再び家具などの上に落ちてきますので。

●掃除は奥から外へ
これも鉄則。奥の部屋から埃や汚れを落とし、次の部屋へと掃除をします。
玄関を掃いて、門へのアプローチを掃き、最後に水打ちをします。水が打ってあることが、お客様に“どうぞお越しください”という意味になりました。お客様の予定がなくても、水打ちがしてあるのは清々しいものですね。
「掃除は上から下へ」と「掃除は奥から外へ」は、昔からの言い伝えです。

●新掃除セオリーは5S
新しいお掃除セオリーは、何度も記しましたが、「5S」です。
 1Sは「整理」。「整理」とは、必要な物と不要な物を分けること。もちろん、不要な物は処分しましょう。処分の方法は、①使ってくれそうな人に差し上げる。②バザーに出したり、施設に寄付したり、物が生きる方法で処分する。③どうしても、差し上げる人・場所がない場合は、もったいないけれど、捨てる。捨てる時には自治体の指示通りに捨てましょう。
 2Sは「整頓」。「整頓」とは、同じアイテムは同じ場所に、そして使う場所に近い所に収納すること。
 3Sは、「清掃」。字のごとく、清潔にするために掃除することです。
 4Sは「清潔」。昨今、コロナやインフルエンザが蔓延しているので、手指の消毒やキッチングッズの消毒、食品の安全を保ちましょう。
 5Sは「躾」。家族全員が4Sを守れば、快適な我が家になりますね。

●3日坊主にならないで!
 「1年の計は元旦にあり」とは、昔から言われていること。でも、なかなか続きませんよね。コロナ禍で、家に居ることが多いこの頃です。今年こそ、5Sを成功させましょう。ぜひ、3日坊主にならないように努力しましょうね。