1年の締めくくりの大掃除
——お掃除のセオリーを思い出しましょう—

●1日、1か所ずつの大掃除
 年末は、やっぱり大掃除。1年のホコリを追い出して、爽やかな新年を迎えましょう。
 大掃除といっても、家具を動かしたり、畳を庭に干したりといった昔ながらの大掃除はできませんね。主婦一人の力で家具を移動するのは難しいし、畳を上げても干す庭は限られているからです。
 では、どうしましょうか。1日、1か所、計画を立てて取り組むのが得策です。

●お掃除は奥から外へ
 まずは、押し入れの整理から始めましょう。不要な物を“押し入れ”ていませんか。一旦、中の物を全部、出してみましょう。何年も使わなかった物は処分します。ついでに寝具類は干しましょう。
 押し入れの中の物を出したら、押し入れ内部の掃除。湿気を持っていないでしょうか。その場合、ドライヤーで湿気を追い出し、壁面、床面に簀の子を当てましょう。
 クローゼットの整理も行います。衣類は3年使わなかったら処分すべきと言われています。
 
●面倒な水回りをエネルギーがあるうちに
 寒い時期は黴もあまり生えないかもしれませんが、この時期、徹底掃除を。タイルやホーロー浴槽、洗面台はクレンザーとナイロンタワシで擦り、お湯のシャワーで洗い流します。
 乾いたら、泡状のカビ取り剤を吹き付け、しばらく置いた後、シャワーで洗い流します。

●掃除は上から下へ
 日頃使わない部屋も、この際、掃除。まずは天井のホコリ取り。お掃除シートでまんべんなく拭き取ります。次は家具の上や後ろのホコリ取り。これもお掃除シートを使えばホコリを立てずにホコリが取れます。
 そして、柱や敷居の拭き掃除。畳は隠し雑巾(水で絞った雑巾を不要なタオルなどで包んで畳に水分が残らないようにしたもの)で拭きましょう。
 フローリングは、日頃はお掃除シートで拭いているでしょうが、やっぱり雑巾で拭くのが一番。固く絞った雑巾で拭いてみましょう。

●家族を巻き込んで最終掃除
 家族の休日を利用して、大掃除。もちろん、自分の部屋は自分でします。そして、ガラス磨きや外回りの掃除は総出で。朝、ピクニックに持っていくような昼食を用意しておきます。
 掃除が終わったら、掃除用の衣服を着替えて洗濯。
 疲れた体を、楽しい昼食が癒してくれます。